掲示板 ニュース イントロダクション 物語 人物相関図 スタッフ 商品情報 応援コメント 好きなセリフ大募集 予告編
イントロダクション
製作規模は映画並み! 従来の韓国ドラマを圧倒する クオリティの高さで釘付けに!!
06年の韓国最高視聴率48.9%を記録、07年1月には50%を超え、最終回では52.67%<TNS調べ>を記録、韓国で歴代トップとなる35週間視聴率1位を記録し、「宮廷女官〜チャングムの誓い」に並ぶ国民的ヒット作となった
大河ドラマ「朱蒙(チュモン)」。総制作費400億ウォン<約50億円>、全南羅州に特設された巨大セットの敷地は4万5千坪で80億ウォンをかけて建てた豪華セット、総額55億ウォンという目もくらむような美術・衣裳と、映画並みのスケールが圧倒的だ。ハイビジョン映像による戦闘シーンはカンフー映画のような迫力で、目が釘付けにさせられる。また、「オールイン〜運命の愛」「ホジュン」をはじめ骨太の人間ドラマで定評のあるチェ・ワンギュと、新感覚の時代劇「チェオクの剣」をヒットさせたチョン・ヒョンスが脚本を共同執筆。これまでドラマでは描かれたことのない“古代朝鮮”を題材とし、高句麗建国神話に登場する伝説の人物“チュモン”に現代的解釈を試みるという意欲作でもある。さらに、主演には「海神 ─チャン・ボゴ─」で2005年KBS演技大賞人気賞、男性優秀演技賞を受賞したソン・イルグクと「頑張れ!クムスン」で2005年MBC演技大賞女性最優秀演技賞を受賞したハン・ヘジンというホットなスターがキャスティング。放送が開始されるや、人間味あふれるキャラクターたちの魅力や鋭く切り込まれた感情のドラマ、スリリングな展開など、そのクオリティの高さが話題を呼び、視聴率は鰻登り。他局の作品を押さえ込み、週間視聴率1位を独走。06年MBC演技大賞ではソン・イルグクが演技大賞、ハン・ヘジンが女性最優秀演技賞、クムワ役のチョン・グァンリョルがソン・イルグクとダブル受賞で男性最優秀演技賞、テソ役のキム・スンスが男性優秀演技賞、ヨンポ役のウォン・キジュンが男性新人賞、モパルモ役のイ・ゲインが助演男優特別賞、ヘモス役のホ・ジュノとユファ役のオ・ヨンスが特別賞歴史劇部門と、「朱蒙」勢が主要な賞を総なめするという怪物ドラマとなった。

ダメ王子が目覚め、真の英雄に生まれ変わる!
「朱蒙(チュモン)」人気の秘密のひとつには、主人公チュモンの人間的魅力がある。チュモンは民族の英雄の息子<当人は知らない>で王子ではあるが、気弱で多少頼りない青年だ。後にチュモンと恋に落ちるヒロインが、彼に抱いた第一印象も「情けない男」。歴史ヒーローとしては、かなり異色だ。しかし、こんな男が“化ける”のである。それも、「中国東北部から朝鮮半島に及ぶ大国・高句麗を建国」というアレクサンダー大王ばりの英雄になるのだから爽快だ。ドラマの序盤は、2人の兄たちのいじめにあう彼が様々な試練を乗り越え、逞しい男へと変化していく成長物語が主軸。自分の情けなさに落ち込んだり、試練にくじけ自暴自棄になったりと苦悩する姿が実に人間的で、男性なら自分を投影させ、感情移入してしまうに違いない。彼が仲間の心を掴み、部下として率いていく姿や、ひたむきな努力の結果、優位だった兄たちを逆転する場面では、「男ならこうありたい!」と心奮い立つだろう。もちろん、チュモンに夢中になれるのは男性ばかりでない。女性陣は“放っておけないダメな人”に母性本能をくすぐられたのち、徐々に男っぷりをあげていく彼にどっぷりとハマっていくのだ。

人間のあらゆる感情をえぐる秀逸なシナリオ!
さらに秀逸なのは、キャラクター1人1人のドラマが丁寧に描き出されている点である。友を裏切った自責の念に苦しむ男、父の愛を奪った母子に復讐を誓う男、そして夫の愛を得られぬ嫉妬ですべての愛を子供に注ぎ込む女。悪役や脇役にも心揺さぶるドラマがあるのだ。また、男たちが大志とプライドを賭けて闘いを繰り広げる一方、女たちは男たちの愛を求め、子供たちを守るべくしたたかな争いを繰り広げる。恋愛、友情、親子の愛、嫉妬や憎悪、夢と情熱、欲望に陰謀、そして駆け引き…。あらゆる境遇の人間の、あらゆる感情が激しく絡み合い、見る者は彼らと共に涙し、心震わせる。さらに、先の予想がつかないスリリングな展開も相まって、ぐいぐい引き込まれていくのだ。

主演から脇役まで、絶妙キャスト! さらに…
そして、このドラマのもう一つの見所が俳優だ。特に、歴史的英雄に独自の魅力を吹き込んだ主演ソン・イルグクは今作で大ブレイクし、国民的なスターに。素朴で優しい笑顔と、鋭くワイルドな“男”の眼差し、その両面がくるくると入れ替わる様に女性は、妙な中毒になってしまう。その悲しきロマンスの相手を務めるのは、若手注目株ハン・ヘジン。汚れない美しさの中に残る少女のようなあどけなさで親しみを感じさせる彼女は、男性視聴者を虜にする。美しく聡い女性でありながら男勝りで、潔いキャラクターが見事にハマり、物語に見事にアクセントをつけている。他にも、チュモンの実父ヘモスを演じたカリスマ俳優ホ・ジュノや、憂いを秘めた美しさで魅了するユファ役のオ・ヨンス、「チャングム〜」に続き、不遇の悪女を演じる演技派キョン・ミリなど、脇役の名演からも目が離せない。さらに、鉄鋼技術を模索する職人や塩の交易を熱望する商人、漢との関係など、歴史好きの知的好奇心をそそるエピソードや、武術ファンを唸らせる巧妙かつ華麗なアクション、色鮮やかな衣裳や装飾品の数々など、見所をあげれば尽きることがない。
「チャングム〜」が“韓流”の固定概念を払拭した作品だとすれば、「朱蒙(チュモン)」はこれをさらに若い世代にまで浸透させる作品となるだろう。

チュモンが誕生した時代
チュモンが誕生したと設定される紀元前58年ごろは、日本で言えば弥生時代、西欧では古代ローマの時代である。つまり、チュモンは、卑弥呼やカエサル、クレオパトラなどと同様、古代の“伝説”の人物。世界史的に、アレクサンダー大王やジンギスカンと並び称される英雄だ。因みに、キリスト誕生はチュモン誕生より遅れること約半世紀、ドラマ「宮廷女官〜チャングムの誓い」はこれより1500年ほど後の朝鮮王朝時代の設定である。
ドラマ「朱蒙(チュモン)」はちょうど古朝鮮(コジョソン)国<紀元前2333年から紀元前108年まで、朝鮮半島北部を領有した大帝国>が漢<中国>に滅ぼされた頃から始まる。当時の漢の王は武帝。既に鋼鉄の鎧や武器<刀、やじり等>を開発していた漢は、優れた鉄鋼武器の力で古朝鮮(コジョソン)を崩壊させる。後に、扶余(プヨ)は漢に対抗するべく、強靭な鉄鋼武器を開発するための“炒鋼(チョガン)法”を得るのにやっきとなるが、その“炒鋼法”がこのドラマの展開で重要な鍵を握る。
その頃、国を失った多くの朝鮮民族が流浪の民と化し、残った扶余(プヨ)や沃沮(オクチョ)などの部族諸国もそれぞれが漢の圧制に苦しんでいた。そうした中、古朝鮮(コジョソン)の流民を中心に結成されたタムル軍を率いたヘモスは、民族解放と古朝鮮(コジョソン)の失地回復のため、漢にゲリラ的な抵抗を続ける。しかし、扶余(プヨ)を始めとする朝鮮民族諸国は、漢の圧力を恐れ、ヘモスとタムル軍を見捨てる形になる。
また、「玄菟(ヒョント)郡」は朝鮮民族の封じ込めを狙い漢の武帝が設置した四郡のひとつ。ドラマに登場する玄菟城のヤンジョン太守(タイシュ)<地方官>はいわば漢側の見張り番で、漢の武力や資源力を背景に、扶余(プヨ)に鉄鋼武器の製造中止を求めるなど様々な要求を迫り、漢の支配を受けまいとする扶余にとっては厄介な存在であった。
そういった民族のアイデンティティが危険にさらされた状況で英雄チュモンは誕生し、高句麗(コグリョ)を建国する。この時代は資料に乏しく、また建国神話が混在しているので、史実の追及は難しいところ。今作は、そこを逆手に取って、エンターテイメントに徹した作品として仕上げられた。

国名・用語

古朝鮮(コジョソン)
韓国最初の国家。遼河と大同江流域にあった古朝鮮は、青銅器時代に国家が形成され、漢の侵入によりBC108年に滅亡した。

扶余(プヨ)
古代朝鮮の部族国家。軍事力によって近隣の諸部族を征服して拡大していった。高句麗の北側、現在の中国黒龍江省あたりが本拠地で、朝鮮半島の北側大陸部を中心に成長した国。

玄菟(ヒョント)
漢が設置した朝鮮四郡のうちの一つ、朝鮮民族の封じ込めを狙って設置されたもの。

卒本(チョルボン)
扶余の下にある5小国連盟体の通称(ドラマでの設定)。ヨンタバルが率いる。後にチュモンが高句麗を建国する地となる一地域。

桂婁(ケル)
ヨンタバル・ソソノの本拠地で、卒本の5小国中の1つ。

沃沮(オクチョ)
朝鮮古代部族国家の一つ。

地図

三足烏
(サンソクカラス)
オープニングに登場する三本足の烏は古代神話に出てくる、太陽の中に住むという鳥でチュモンの象徴となる鳥。中国の古典にある三足烏と呼ばれるもので、日の神=太陽をシンボル化したもの。神武天皇御東征のとき、八咫烏(やたがらす)が天皇の軍隊を道案内をしたということで日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている。
(C)All Rights Reserved by MBC 2006/7